GDB のコマンドファイルとは、GDB のコマンドを行として持つファイルのこと です。コメント (`#' ではじまる行) もまた含まれます。 コマンドファイル内の空行は何も行いません; これは、端末で行った場合のように、最後のコマンドを繰り返したりはしません。
GDB が起動した時、GDB は、その初期化ファイルである `.gdbinit' という名称のコマンドファイルを自動的に実行します。 GDB は初期化ファイルを (もしあれば) あなたのホームディレクトリから 読み込み、(もしあれば) カレント・ワーキングディレクトリからも読み込み ます。(もし、`-nx' オプションが指定されていたならは、初期化 ファイルは実行されません。) あなたは、また、 `source' コマンドによって、コマンドファイルの実行をリクエスト することができます:
source filename
コマンドファイル上の行はシーケンシャルに実行されます。 実行されるコマンドの名称は、実行中に表示されません。 どこかのコマンドでエラーが発生した場合、 コマンドファイルの実行は中止されます。
対話的に処理されている時に確認を求めてくるコマンドは、コマンドファイルの 中で使われた場合、確認を求めてきません。GDB の多くのコマンドは、通常、 今何をやっているのかというメッセージを表示しますが、コマンドファイルの 中で使用された場合、メッセージを省略します。