GDB の下であなたのプログラムを起動する場合、`run' コマンドを 使います。プログラムは `exec-file' コマンドを使うか GDB の引数を 使うかして、既に指定されている必要があります(see section GDB が扱うファイルの解説); `run' が行うことは、下位のプロセスを生成し、その中にプログラムを 読み込み、そして、その動作を設定することです。
プログラムの実行は、その上位のプログラムから受け取った信頼できる情報に よって影響されます。GDB は、この情報を記述する方法を供給していますが、 あなたは、プログラムをスタートする前にこのことを行っておく必要があります。 (プログラム起動後も変更可能ですが、この変更は、あなたがプログラムを 再起動するまでは何も影響を与えません。) これらの情報は、次の3つのカテゴリーに分けられます:
`run' コマンドの後、デバッガは、ただあなたのプログラムが停止 することを待ち続けます。See section 停止と継続。
あなたのプログラムがいったん `run' コマンドで起動されたならば、 下位の関数コールによってもたらされる式を評価できることを覚えておいて 下さい。See section 式。もし、あなたが関数を単にそれ自身の範囲で 評価したい場合、`set' コマンドを使うことができます。 See section 変数への代入。