tgif+ で,描いた図を jLaTeX で書いた文書に取り込むには, 次のようにします(上で作成した図「figure」を取り込んでみます).
jLaTeX に図を取り込む場合には,「§ 10.5 印刷」で作成した,「 figure.eps」ファイルを用います.
まず,doc.tex の内容が次のようだったとします(とりあえず,このファイルは, figure.eps と同じディレクトリに作って下さい).
ここで,「psfig」というのは,encapsulated PostScript 形式のファイルをjLaTeX に 取り込むためのコマンドです.
上記のファイルを jLaTeX にかけて「.dvi」ファイルを作成します .
ファイルに tgif+ で描いた図を取り込むために,PostScriptに変換します.
印刷するために,このファイルをプリンタに送ります.プリントアウトには,少々 時間がかかるかもしれませんが,すぐに諦めずに待って下さい.
また,dvi2ps の結果をそのままプリンタに送ることもできます.
jLaTeX のファイルに tgif+ で作成した図を取り込むの使うのは,「.obj ファイル」 ではなく,「.eps ファイル」であることに注意して下さい.よく,ファイルは セーブしたが,「.eps ファイル」を更新し忘れるということがあります.tgif+ で 図は描き直してファイルはセーブしたのに,その図を取り込んでいる jLaTeX の文書を プリントアウトすると図が直っていない,という怪現象の原因です.
図を直したときは,「.eps ファイル」の更新も忘れないようにして下さい (「Choice ウィンドウ」の「プリント先」を「LaTeX アイコン」にして「Print」する).
忘れやすい人は,「-swe」か「Tgif*SaveWithEPS: on」を指定して下さい. こうすると,tgif+ でファイルをセーブしたときに,同時に「.eps ファイル」 も生成してくれます(「§ 15 オプション」,「付録 A X DEFAULTS」参照).