ナノチューブの電子状態の研究 (1998) ミーティング報告

10/13 の内容
リカージョン法の理解が不十分なので復習した。
正方格子の場合の a b の式を導出した。
・次元が下がっているのに 計算が成り立つのは何故か?
・リカージョン法とタイトバインティング計算の違いは?
→正方格子の場合を計算して確かめる。

・炭素クラスタのタイトバインディングハミルトニアンの計算 と状態密度計算プログラム
C60 の状態密度の、計算結果が MOPAC の計算と一致しない( 形が似ない )
基底状態からの固有値の縮重は 一致しているようにみあるが、全体として変( ハンドギャプ の位置がおかしい エネルギーの値も著しく異なる )
プログラムがおかしいのだろう。

・Tersoff ポテンシャルと共役勾配法による構造最適化プログラム
・原子数N が大きくなると(750当りから)たまに原子の移動が発散する現象の回避
係数行列が正定値でない場合がある可能性がある。
・原子数N と 計算時間 のグラフ
oder N2 の成分がまだあることを確認。(原子間距離計算と共役勾配法の計算の一部)
課題
1. overlap matrix S を考慮した時のリカージョン法の理解
2. リカージョン法で正方格子の状態密度の計算
3. 正方格子の周期系の状態密度の計算



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