フラーレンナノチューブネットワーク
領域代表者: 斎藤 晋 (東工大・理)
C60 に続く、各種の高次・金属内包フラーレン、 さらにはカーボンナノチューブ系の合成の進展により、フラーレン・ ナノチューブ系の研究は、新しい物性科学の構築を目指す段階に至っ た。すなわち、「 原子 → クラスター分子 → 固体結晶 」という、 階層性を持つ共有結合ネットワーク物質の物性科学の構築である。 この、ネットワークトポロジーに依存して多様な性質を示す新しい 物質構築単位であるフラーレン・ナノチューブ系とその固体相に対 して、本領域では、成長機構の解明と高効率合成、物性解明と新物 質設計・合成、さらには、ナノチューブ系の応用をその目標に、総 合研究を展開する。そして、次世代技術の確立に向けた最重要物質 科学分野のひとつである本分野における、我が国の研究基盤の確立 をはかる。
研究項目:
A. ナノチューブの物性と新機能
A01 ナノチューブの高効率合成と精製法の確立
A02 ヘテロナノチューブの合成とキャラクタリゼーション
A03 ナノチューブの物性
A04 ナノチューブの構造制御と応用
B. 高次フラーレンと金属内包フラーレン:
B01 生成過程解明と高効率合成・構造制御
B02 電子状態研究に基づく物性解明と新分子設計
C. ナノチューブ・フラーレン集合体の開発と物性
C01 ナノチューブ集合体の物性
C02 フラーレン新固体相の探索と物性
C03 シリコンクラスレート化合物の固体物性
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