この節で扱うコマンドは，選択されたタグテーブルに登録されたファイルすべ てを1つずつ読み込んで探索します．これらのコマンドでは，タグテーブルは探 索するファイルを指定することだけに使われます．これに関連したコマンドが M-x grepです(see section `make'の実行，一般のコンパイラの実行．)．
query-replaceを
行ないます．
tags-loop-continue)．
M-x tags-searchは，ミニバッファを使って正規表現を読み，選択され たタグテーブルのファイルを1つずつ読み込んで，それぞれのファイル全体にわ たってその正規表現を探索します．探索中のファイル名が表示されるので進行状 況がわかります．見つけたところで，tags-searchは終了します．
マッチするものを1つ見つけたら残りもすべて見つけたくなります．続けて次
を見つけるには，M-, (tags-loop-continue)を入力して，
tags-searchを再開します．このコマンドは現在のバッファの残りを探索
します．その後タグテーブルの残りのファイルを探索します．
M-x tags-query-replaceは，タグテーブルに登録されたファイル全体に
わたって，1つの同じquery-replaceを実行します．これは，普通の
M-x query-replaceと同じように，探す文字列と置き換える文字列を読み
込みます．また見つけたところで置き換えについての指示ができます．
query-replaceについての詳細はSee section 置換コマンドを参照してください．
M-x tags-query-replaceを1回呼び出せば，タグテーブルのファイルす べてで置換を行なうことができます．しかし，認識されない何かの文字によって 終了してしまったとき，そこから再開する必要があることもあります．これには， M-,を使います．これは，最後に行なわれたタグの探索または置換コマン ドを再開します．
tags-searchがgrepに良く似ていることに気付いたでしょう．
grep自体をEmacsのサブプロセスとして実行し，マッチした行を1つずつ
表示させることもできます．これはコンパイラを起動し，Emacsに誤りがどこに
あるかを表示させるのとほとんど同様に機能します．See section `make'の実行，一般のコンパイラの実行．.