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GNU Emacs一般公的使用許諾

(Clarified 11 Feb 1988)

たいていのソフトウェアの使用許諾契約は,そのソフトウェア会社にとって有 利になっています.これに対し,私どもの一般公的使用許諾はGNU Emacsをすべ ての人が共有できることを目的としています.すべての人にこの権利を保証する ため,私どもはこれらの権利を与えることを拒否したり,権利を放棄させたりす ることを禁止するための制約を作る必要があります.この目的でこの使用許諾契 約があります.

特に知っておいていただきたいのは,利用者がEmacsのコピーを他人に譲る権 利を有するということ,ソースコードはいつでも手に入れられること,Emacsを 改良してもよくまたEmacsの一部分を新しい別のプログラムで使ってもよいとい うこと,そしてこれらのすべてを行なってもよいということです.

すべての人に上述の権利を保証するため,他人からこの権利を奪うことを禁じ なければなりません.例えば,利用者がEmacsを他人に譲る場合には,その利用 者が持っているのと同じ権利をも同時に譲らなければなりません.また,ソース コードをわたすか,入手可能であることを保証しなければなりません.

また私どもは,自身の防衛のため,GNU Emacsには保証がないことが皆が確か にわかるようにしなければなりません.もし,GNU Emacsを誰かが変更し他人に わたした場合,私どもは受け取った人にそのEmacsが当方から配布されたもので はないことを知ってもらいたいのです.これは,他者によって引き起こされた問 題により私どもの名前を傷つけたくないからです.

このような理由により,私ども(Richard StallmanとFree Software Foundation, Inc.)はGNU Emacsの配布と変更を許可する条件として以下の条項 をあげます.

コピーに関するポリシー

  1. GNU Emacsのソースコードは受け取ったものをそのままコピーしどのようなメディ アを使って配布してもかまいません.このときの条件は,各ファイルによくわか るように,また適切に著作権表示を"Copyright (C) 1988 Free Software foundation, Inc."のように記載すること.その著作権表示には最後 に変更が行なわれた年とそのファイル自体の著作権保有者の名前が含まれている こと.また,すべてのファイルにあるべき本使用許諾に関する記述と無保証であ ることに関する記述が損なわれていないこと.そしてGNU Emacsを他人に譲る場 合にはプログラムに添えてこの使用許諾契約をわたすこと.以上が条件です.実 際にコピーを行なうための配布手数料は請求してもかまいません.
  2. GNU Emacsまたはその一部を修正し,それを1項の条件のもとにコピーして配布す ることを許可します.ただし,条件として以下の事項を遵守してください. Mere aggregation of another unrelated program with this program (or its derivative) on a volume of a storage or distribution medium does not bring the other program under the scope of these terms.
  3. GNU Emacsまたはその一部をコンパイル済みのコードで,実行可能形式で,また はオブジェクトコードでコピーし,配布することを許可します.ただし,加えて 以下の事項を遵守してください. For an executable file, complete source code means all the source code for all modules it contains; but, as a special exception, it need not include source code for modules which are standard libraries that accompany the operating system on which the executable file runs.
  4. 本使用許諾に明示されている以外の方法により,GNU Emacsをコピー,再使用許 諾,配布または移管してはなりません.これに違反するGNU Emacsのコピー,再 使用許諾,配布,移管は無効で,違反した人の本使用許諾のもと保証されている GNU Emacsを使用する権利は自動的に剥奪されます.しかし,違反者から本使用 許諾のもとソフトウェアを受け取った人々については,その人達が使用許諾を遵 守している限りその使用の権利を剥奪されることはありません.
  5. もしあなたが,GNU Emacsの一部を配布条件が異なっている他の無償ソフトウェ アと組み合わせたいときには,Free Software Foundationに知らせてください. 私どもはまだここで述べられるほどに簡単なルールを持っていません.しかし許 可することがよくあります.私どもは,私どもの無償ソフトウェアから派生した すべてのものがいつまでも無償であるようにすること,またソフトウェアの共有 と再利用を促進することという2つの目的にしたがっています.

私どもの使用許諾に関する方針やソフトウェアについてのコメントや提案をお寄 せください.宛先はFree Software Foundation, Inc., 1000 Mass Ave, Cambridge, MA 02138 USAです.

@vfil @eject

NO WARRANTY

BECAUSE GNU EMACS IS LICENSED FREE OF CHARGE, WE PROVIDE ABSOLUTELY NO WARRANTY, TO THE EXTENT PERMITTED BY APPLICABLE STATE LAW. EXCEPT WHEN OTHERWISE STATED IN WRITING, FREE SOFTWARE FOUNDATION, INC, RICHARD M. STALLMAN AND/OR OTHER PARTIES PROVIDE GNU EMACS "AS IS" WITHOUT WARRANTY OF ANY KIND, EITHER EXPRESSED OR IMPLIED, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. THE ENTIRE RISK AS TO THE QUALITY AND PERFORMANCE OF THE PROGRAM IS WITH YOU. SHOULD THE GNU EMACS PROGRAM PROVE DEFECTIVE, YOU ASSUME THE COST OF ALL NECESSARY SERVICING, REPAIR OR CORRECTION.

IN NO EVENT UNLESS REQUIRED BY APPLICABLE LAW WILL FREE SOFTWARE FOUNDATION, INC., RICHARD M. STALLMAN, AND/OR ANY OTHER PARTY WHO MAY MODIFY AND REDISTRIBUTE GNU EMACS AS PERMITTED ABOVE, BE LIABLE TO YOU FOR DAMAGES, INCLUDING ANY LOST PROFITS, LOST MONIES, OR OTHER SPECIAL, INCIDENTAL OR CONSEQUENTIAL DAMAGES ARISING OUT OF THE USE OR INABILITY TO USE (INCLUDING BUT NOT LIMITED TO LOSS OF DATA OR DATA BEING RENDERED INACCURATE OR LOSSES SUSTAINED BY THIRD PARTIES OR A FAILURE OF THE PROGRAM TO OPERATE WITH PROGRAMS NOT DISTRIBUTED BY FREE SOFTWARE FOUNDATION, INC.) THE PROGRAM, EVEN IF YOU HAVE BEEN ADVISED OF THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGES, OR FOR ANY CLAIM BY ANY OTHER PARTY.


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