ある変数の値を調べるには,C-h v (describe-variable
)を使用
します.このコマンドは,ミニバッファから変数名を読み込みます.ここでは,
補完機能が使えます.そしてその変数の値と説明を表示します.
C-h v fill-column RET
により次のような表示が得られます.
fill-column's value is 75 Documentation: *Column beyond which automatic line-wrapping should happen. Automatically becomes local when set in any fashion.
この説明の先頭の星印は,この変数がオプションであることを示しています. C-h vはオプションに限らずどんな変数名に対しても使用できます.
どのオプションを設定したいかがわかったら,M-x set-variableで設定 できます.まず,ミニバッファから変数名を読み込みます.ここでは補完機能が 使えます.もう1度ミニバッファを使って新しい値を表すLisp式を読みとります. たとえば,
M-x set-variable RET fill-column RET 75 RET
により,fill-column
は75に設定されます.これは,次のLisp式を実行す
るのと同じです.
(setq fill-column 75)
このようにして行なった変数の設定は,他のEmacsのカスタム化と同じく,特 の述べてある場合を除き,そのときのEmacsセッションにだけ有効です.