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- M-% string RET newstring RET
-
- M-x query-replace RET string RET newstring RET
-
stringのいくつかをnewstringで置換します.
- M-x query-replace-regexp RET regexp RET newstring RET
-
正規表現regexpにマッチしたもののいくつかをnewstringで置換し
ます.
全部の`foo'ではなくいくつかを`bar'に置換したい場合,普通の
replace-string
は使用できません.代わりに,M-%
(query-replace
)を使用します.このコマンドは`foo'を1つ1つ見つ
けて表示し,置換すべきかどうか尋ねてきます.query-replace
に数引数
を与えたときは,単語境界で囲まれた文字列だけが,対象になります.
質問をするという機能の他は,query-replace
は
replace-string
と,query-replace-regexp
は
replace-regexp
と全く同様に機能します.
stringが見つかるかregexpにマッチしたとき,次のコマンドを入
力することができます.
- SPC
-
stringをnewstringで置換します.
case-replace
が
non-nil
(デフォルト)である場合にはreplace-string
と同様に大
文字と小文字を保存します.
- DEL
-
置換せずに先へ進みます.
- , (Comma)
-
この文字列を置換し表示します.そして,その位置でもう1文字入力することが
できるようになります.ただし,すでに置換は行なわれているので,DEL
とSPCは同じ意味になります.ここでC-r(以降を参照)を入力して置
換されたテキストを変えることができます.またC-x uを入力して置換を
取り消すこともできます.このときは
query-replace
から抜けてしまうの
で,さらに置換を行ないたいときは,C-x ESCを使う必要がありま
す(see section ミニバッファコマンドの繰り返し).
- ESC
-
これ以上置換せずに終了します.
- . (ピリオド)
-
現在の文字列を置換してから終了します.
- !
-
これからは質問することなしに,残っている文字列をすべて置換します.
- ^
-
誤って変換してしまったときに前の位置へ戻ります.この位置はマークリングか
ら得ます.^は続けて入力することはできません.
query-replace
実行中は,1つ前に置換した場所だけが記憶されているからです.
- C-r
-
単にnewstringだけで置換するのではなく,さらに編集が必要な場合,こ
れにより再帰編集レベルに入ります.編集を終えたら,C-M-cで再帰編集
レベルを終了すれば先へ進みます.See section 再帰編集レベル.
- C-w
-
stringを削除して,C-rと同様に再帰編集レベルに入ります.再帰
編集で,削除されたstringを置き換えるテキストを挿入します.これが終っ
たら,C-M-cで終了すると先へ進みます.
- C-l
-
画面を再表示して,もう一度コマンドを入れられるようにします.
- C-h
-
これらの入力の要約を表示した後,もう一度コマンドを入れられるようにします.
これ以外の文字を入力するとquery-replace
は終了し,その文字はコマ
ンドとして実行されます.query-replace
を再実行するには,C-x
ESCを用います.query-replace
は引数を読むためにミニバッファ
を用いるので,これによって,query-replace
が繰り返されます.
See section ミニバッファコマンドの繰り返し.
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