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愉快なマークたち

ここでは、Summary モードで利用できるマークについて説明します。マークは以 下のように、数字の右に付きます。

   1D 05/16 Youki Kadobayashi conference / society URLs (was Re: reque
   2o 06/19 Hideki Sunahara   Donkey <<kazuね。donkeyだけど、/etc/wtmp
   3* 07/31 Manabu Higashida  Re: printer & 100Base T <<From: Kazuhiko

現在利用できるマークは以下の4つです。

`D'
消去のマーク。
`o'
整頓、つまり、フォルダを移動させるマーク。
`@'
複数のメールを一度に扱うためのマーク。
`*'
後から読み返すためのマーク。

以下それぞれについて説明します。

消去 `D'

メールを消去するには、Summary モードで `d' を押して、`D' マー クを付けます。`D' マークの付いたメールはすぐに消えるのではなく、 `x' を押すと消えます。

全ての `*' マークを `D' に変更するには、`md' と入力します。

以下に、`D' マークに関するコマンドをまとめます。

`d'
`D' マークを付ける。
`x'
`D' マークの付いたメールを消去する。
`md'
`*' マーク全てを `D'マークに変換する。

整頓 `o'

メールを整頓するには `o' を押して、整頓先のフォルダを入力し、 `o' マークを付けます。整頓先のフォルダは、賢く推測してくれるので、 ほどんどの場合はフォルダ名を入力する代わりに `RET' を押すだけです。 詳しくは See section 楽々整理整頓 を参照して下さい。

`o' マークの付いたメールの上で `o' を押すと、整頓先を表示しま す。また、実際の整頓は `x' と入力されたときに実行されます。

以下に、`o' マークに関するコマンドをまとめます。

`o'
`o' マークを付ける。
`x'
`o' マークの付いたメールを整頓する。
`mo'
`*' マークの付いたメールに対し入力されたフォルダへ整頓するための `o' マークを付ける。

複数 `@'

複数のメールを一度に取り扱うためには、`@' マークを付けます。 `@' マークが付いた単数/複数メールを取り扱うコマンドは以下の通りで す。

`F'
`@' マークの付いたメールを MIME 形式で転送するための草稿を準備。
`ESC s'
`@' マークの付いたメールを unshar の入力として渡す。つまり、shar (の後に split)されたデータを取り出す。
`ESC t'
`@' マークの付いたメールを uumarge の入力として渡す。つまり、 uuencode(の後に split)されたデータを取り出す。

`ESC s'`ESC t' では、`@' マークの付いたメールの番号 がきちんと分割順になっている必要があります(番号はとびとびでも構いません)。 ちゃんと順番になってないなら、`S' でソートするとよいかもしれません。

復習 `*'

後から読み返したいメールには、`*'`*' マークを付けて下さい。 また、選択コマンド `?' を使うと、入力した条件にマッチするメールに `*' マークが付きます(詳しくは、See section お目当てのメールを選択するには を参照して下さい)。 `N'`P'`*' マークの付いたメールに移動し表示できま す。

以下にメールを移動するコマンドを正しく説明します。

`n'
下方向のマークが付いていないか `*' マークの付いたメールへ移動し 表示する。
`p'
上方向のマークが付いていないか `*' マークの付いたメールへ移動し 表示する。
`N'
パート付近では次のメールに移動し表示。それ以外では下方向の `*' マー クの付いたメールへ移動し表示。
`P'
パート付近では前のメールに移動し表示。それ以外では上方向の `*' マー クの付いたメールへ移動し表示。

以下に、`*' に関連するコマンドを示します。

`*'
`*' マークを付ける。
`ma'
マークの付いていないメール全てに `*' マークを付ける。
`mr'
入力した正規表現にマッチしたマークに `*' マークを付ける。
`md'
`*' マークを `D' マークに変換。選択コマンド `?' で選んだ メールを消去するときに便利です。
`mo'
`*' マークを `o' マークに変換。選択コマンド `?' で選んだ メールをあるフォルダに整理する場合に便利です。

マークの消去

`o' マークや `D' マークが付いたメールは、マーク実行コマンド `x' を押さない限り処理されません。よって、`x' を押す前に、マー クを取り止めるコマンド `u' でマークを消せば、誤ってメールを消すこと はありません。

以下にマークを消去するコマンドをまとめます。

`u'
現在のメールのマークを消す。
`U'
入力したマークが付いている全てのメールのマークを消す。

マークの強さ

マークには「強いマーク」と「弱いマーク」があります。同じレベルのマークは 上書きできます。強いマークは弱いマークを上書きできます。

マークを付けた際の動作は、以下の通りです。

強いマーク :: `o'`D'
新たにマークしたときは、次のメールを表示。上書きした場合は、その行に留ま る。
弱いマーク :: `*'`@'
常にその行に留まる。

マークは以下のように交換できます。

`m@'
`*' -> `@' :: 選択コマンド `?' で選び、uumarge を起動す るコマンド `ESC t' を利用する場合に便利です。
`m*'
`@' -> `*'
`ms'
`@' <-> `*'
`md'
`*' -> `D' :: 選択コマンド `?' で選んだメールを消去すると きに便利です。
`mo'
`*' -> `o' :: 選択コマンド `?' で選んだメールをあるフォル ダに整理する場合に便利です。


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