サマリバッファの主モードはRmail Summaryモードです.以下のような特別な コマンドが用意されます.
rmail-summary-goto-msg
).
rmail-summary-next-all
).
rmail-summary-previous-all
).
rmail-summary-next-msg
).
rmail-sumary-previous-msg
).
rmail-summary-delete-forward
).
rmail-summary-undelete
).
rmail-summary-scroll-msg-up
).
rmail-summary-scroll-msg-down
).
rmail-summary-exit
).
rmail-summary-quit
).
C-nとC-pキーは,Rmail Summaryモードでは変更されて,サマリ バッファでポイントを移動するだけでなく,関連するRmailバッファでその行の メッセージを選択します.このRmailバッファは,そのときは見えていなくても, 別のウィンドウで見えるようになります.
nとpはC-nとC-pに似ていますが,消去されたメッセー ジの行を飛び越します.これらは,Rmailのnとpキーに相当します. しかし,部分的なサマリでは,これらのコマンドはサマリに表示されたメッセー ジだけの間を移動することに注意してください.
Rmail Summaryモードでは,他のEmacsカーソル移動コマンドには変更点はあり
ません.したがって,Rmailで選択されていないメッセージの行にポイントを置
くのは簡単です.Rmailウィンドウに切替えて,メッセージを選択しても同じこ
とが起きます.サマリに同期してRmailバッファへ戻るには,j
(rmail-summary-goto-msg
)コマンドを使います.これは,現在のサマリ
行のメッセージをRmailで選択します.
消去と消去の取り消しは,サマリバッファから行なうことも可能です.ここで
のコマンドは常に,サマリバッファのポイントの位置に従って動作します.どの
メッセージがRmailで選択されているかには関係ありません.d
(rmail-summary-delete-forward
)は,現在行のメッセージを消去し,消
去されていない次の行へ移動してそのメッセージを選択します.これと反対なの
がu (rmail-summary-undelete
)で,(必要なら)消去されたメッセー
ジの行へ戻って,その行の消去を取り消して,Rmailで選択します.
サマリバッファでメッセージ間を移動しているときに,サマリウィンドウをそ
のままにしておいて,メッセージ自体をスクロールできると便利です.コマンド
SPC (rmail-summary-scroll-msg-up
)とDEL
(rmail-summary-scroll-msg-down
)で,これが行なえます.これらは,
Rmailバッファが選択されているときと同じキーでメッセージをスクロールしま
す.
サマリの使用が終ったときは,x (rmail-summary-exit
)を入力
してサマリバッファのウィンドウを消去します.
サマリからRmailを終了することもできます.q
(rmail-summary-quit
)は,サマリウィンドウを消去してから,Rmailファ
イルをセーブして別のバッファへ切替えます.