変数auto-save-default
がnon-nil
であれば,どんなファイルを
読んでも,そのファイルのバッファは自動セーブされるようになります(バッチ
モードは例外です.see section Emacsの起動と終了).この変数のデフォルトは
t
なので,通常はファイルを読み込んだバッファは自動セーブされます.
コマンドM-x auto-save-modeを使って,存在するバッファを自動セーブす
るかしないかを指定できます.他の副モード指定コマンドと同様,
auto-save-modeは,正の引数で自動セーブを指定し,ゼロまたは負の引数
で自動セーブをやめます.引数のない場合には反転します.
Emacsは最後に自動セーブが行なわれてから何文字入力したかを数えて定期的
に自動セーブを行ないます.変数auto-save-interval
でこの文字数を設
定します.デフォルトは300です.また関数do-auto-save
を呼び出せば,
常に自動セーブを行ないます.
Emacsは重大なエラーが起きたときも,必ず自動セーブを行ないます.これに
は,kill %emacs
のようなシェルコマンドでEmacsプロセスを止めたり,
電話回線やネットワーク接続を切断したりすることなどが含まれます.