「量子物理学」(培風館) の誤植


「量子物理学」(培風館) の誤植

初版第 1 刷では、大変誤 植が多く皆様に御迷惑をおかけしました。お蔭様で初版 第 8 刷 までは完売し,第 9 刷に増刷いたします。第 2 刷まで見つかった誤植は、第 3 冊までに全て直しま した。しかし第 3 刷で強力な読者からの誤植の指摘が あり、誤植が新たに多数見つかりました。第 4-9 刷で は、その中で重要なものだけ修正しました。残りの部分 は、第 10 刷 以降少しずつ修正します。読者から御指摘 のあった誤植をここにリストアップしまして、登録いた します。皆様からの御指摘をおまちしています。 ご協 力に感謝申し上げます。

正誤表にのっていない誤植を見つけた場 合には、 誤植の自動登録 または、電子メールをお寄せ下さいませ(で きる限り、自動登録をお使い下さい。この場合には ok なら返事は 致しません。投稿した内容が消えますが、処理済みのためです。も とは残っています。)電子メールの場合にはできる限り正誤表にその まま載せられる形式にお願いいたします。

振り仮名の誤りや、日本語の使い方を 誤りとして指摘とする場合は、単に『不自然』というのでは判断が つきません。たとえば 『行なう』と『行う』、『.』 と『。』等 の軽微なものは誤植として処理致しませんので御理解下さいませ。 また言葉の整合性だけで 誤植として使うのは処理しないことに致 しました。(記号の整合性を除く。) 誤植をあまり直しすぎますと 本の定価が上がってしまいます(1700 円から 1800 円に上がってし まいました。) 。誤解の無い範囲で適当な処理が良いと思います。 御理解下さいませ。

誤植の自動登録 自動登録したデータ(正誤表に登録後内容を消去します。)
  集計後の記録データ ==> この cgi-bin すべてm9410176 萬代さん作成。

以下の正誤表は、初版第 8 刷のもの です。初版第 7 刷までの本をお持ちの方は、 かなり重複がありますが 初版第 1 刷の誤植, 初版第 2 刷の誤植, 初版第 3 刷の誤植, 初版第 4 刷の誤植, 初版第 5 刷の誤植, 初版第 6 刷の誤植, 初版第 7 刷の誤植, 初版第 8 刷の誤植, を併せてご覧下さい。


------- 正 誤 表 (初版第 9 刷) のもの -------
  
頁   行(式)        誤              =>      正

P.2 炭素は,13C(Z=6,N=7) => 炭素13C(Z=6,N=7) 
     は が重複している。

P.3  L.5  呼ばれる天体は => 呼ばれる天体では 

P.4   表番号(1.2)の青の列 の所の Ca (青)は取る。

P.4 L.12 一般の電磁波を原子がどのような波長や光を 
       ->一般の電磁波を原子がどのような波長で

P.5 L.9-10

          クーロン力による運動を、古典力学を解いても
      ->  クーロン力による運動を、古典力学で解いても 

P.10 L.5 

重要な現象が -> 重要な現象に 

P.11 の 図 1.5 の v は ソフトウエアの font が選択できないためで
     誤植ではありません。

P.12 1.4 白熱電球からでる毎秒出る => 白熱電球から毎秒出る


P.23-24  固有 ベクトル の c をすべてゴシックにする

P.24 図3.1 L5

(誤) 大きさが変わる(上図), 
(正) 大きさが変わる(上図)。 

P.25 脚注 4)  演算子 O ... をxを-xにしても 
           => 演算子 O ... でxを-xにしても

P.27 脚注 8) 良く名称として使われる => よく名称として使われる

P.30 図3.3 L.4

     (誤) nは,正の整数(n=1,2,…) 
     (正) nは,正の整数(n=1,2,…)。 

P.33 L.17 演算子を作用すると => 演算子を作用させると 



P.35 L.3   演算子O(ローマン)に対する行列
        => 演算子O(花文字)に対する行列 

P.35 脚注 19) 行と列が入れ換えた行列 => 行と列を入れ換えた行列

P.36 3.5   内積が直交する => 直交する(内積が0である) 
           一般に演算子Oの => エルミート演算子Oの

P.36 3.8   光が吸収したり放出したりする場合
       =>  光を吸収したり放出したりする場合

P.40 2)LINE9 (E-U(x))も => (E-U(x))と 

P.44 L.3 表わした => 表した 

P.44 L.7 答えの => 答の
         現われた => 現れた
P.45 L.5 一つづつ => 一つずつ
         現われる。=> 現れる。


P.45 L.14 話しの => 話の

P.45 13)LINE 8 授賞した => 受賞した 

P.48 L. 23 表わし、 => 表し、 

P.49 L.7 答えを => 答を

P.49 演習問題 4.2
E > 0 → E < 0 (回答はE<0の場合になってます)

P.50 L.2 答えを => 答を

P.50 したから 2 行目   うなりである。1)
                    => うなりである1)。

     注のつける位置を統一しました。

P.52 脚注 4) (5.6)の左辺 => (5.4)の左辺

p.53 L.3 デルタ関数の積分、 => デルタ関数の積分を、

P.57 L.1

xおよびpの・・・からのずれ・・・の2乗平均したものの平方根 
=>
xおよびpの・・・からのずれ・・・を2乗平均したものの平方根 

P.61 L.3  最少になるような => 最小になるような

P.61 16) - dU/dx = - nx^(n-1) => - dU/dx ∝ - nx^(n-1) 

P.63 L.3 これと不確定性原理と密接な関係 
      => これと不確定性原理との間には密接な関係 

P.63 L.14 

物体の位置と運動量が => 物体の位置と運動量を 

P.63 1) 

x2とp2の平均値も、固有関数であることを用いれば 

=> x2とp2の平均値も、φが固有関数であることを用いれば 

P.67 L.4

     (誤) f(p)でpをn階微分
     (正) f(p)をpでn階微分 

P.71 脚注14) L. 1 横軸を時間tにとった => 横軸に時間tをとって

P.72 問題 6.4 の運動方程式を求めよ。(。がない)

P.78 L 17-18 これは波長(1/k)に比べてaが大きい(kaが大きい)と
き、1より小さくなる。 
=> これは波長(1/k)に比べてaが大きい(ka>>1)と
き、T<<1になる。 

P.80 L. 1 (E>V_0) => E>V_0 (他の文との整合性。)

P.80 L.6

これは、波の波長がa/2の整数倍になる条件である。 
=> これは、 波の波長の整数倍が2aになる条件である。 

P.82 脚注 12) mathematica => Mathematica

P.83 L.6

前章で示した行列の方法を用いると =>
前節で示した行列の方法を用いると 

P.88 図8.1 無限に高い => 無限に高い障壁をもつ


P.91 L.9 負でない整数 => 正の整数

P.92 L13

(誤) (8.2)のときと同じように 
(正)  8.2 のときと同じように (8.2 は章の番号)

P.92 脚注 10 デカルト座標系という。(。がない)

P.93 L.1 表すことが => と表すことが 

P.93 L.4 を求めよ。(。がない) 

P.96 L.9 3次元の極座標に => 3次元の極座標

P.96 脚注 17) フォートラン(Fortran)言語 
            =>フォートラン(FORTRAN)言語 

P.97 脚注 18) 「大学に入った実感」を感じる 
           => 「大学に入った実感」を持つ 

P.98 で m が質量と量子数で同じに使われています。

P.99 L.8 井戸のなか => 井戸の中 


P.100 L.4 井戸の内 => 井戸の中

P.102 L.15 ファイのギリシャ文字は、極座標のファイにすべき.

P.102 脚注 1)LINE 1  (1.5) => 1.1 節

P.103 3次元井戸型ポテンシャル 
=> 3次元球形井戸型ポテンシャル 

P.105 脚注 5) 読者の皆さんは => 読者の皆さんには 

P.106 脚注 7)LINE 2 教科書等に紹介されるが,=> 教科書等で紹介されるが,

P.110 L.3 で表わされ => で表され

P.111 一番下の行

mの意味は、(中略)離散的な値|m|≦l(mは整数)しかとれな
     いことを意味している。 

=> これは、(中略)離散的な値 mh(エイチバー) (|m|≦l, mは整数)しかとれないことを意味している。 

P.111 脚注 15) 少なくても => 少なくとも 

P.111 脚注 16) 座標形 => 座標系

P.114 L.23-24 原子番号のとなり同士より価電子の数が等しい元素の方が 
           => 原子番号のとなりの元素より価電子の数が等しい元素の方が 

P.114 脚注23) ボース統計にしたがう粒子はフェルミ統計に従う粒子
による複合粒子と考えられる

=> 削除

P.115 表 9.3 Ni, Cu => Ni, Cu, Zn 

P.116 L.14-17 平均的な力は.....遮蔽されたクーロンポテンシャルを感
       じる 

=> 電子はお互いに避けあって動くので、平均的な電子密度ρ(r)と
原子核からの +Ze の電荷 による遮蔽されたクーロンポテンシャル

P.116 L.21

占有された原子軌道のみとる。=> 占有された原子軌道のみをとる。 

P.116 式(9.38) 総和記号の下のi がイタリック 

P.116 脚注25) この章は => この節は 

P.117 L.8 L.10 self-consisntent-field => self-consistent field

P.117 脚注 31 したから 3 行目

    ハートリー・フォック・ポテンシャル得られる 
=>  ハートリー・フォック・ポテンシャルが得られる

P.118 L.12 値だけ決めるとき => 値だけで決まるとき 

P.118 L.12 Local density functional => local density functional method 
P.120 L.14 形つくる => 形づくる 

P.122 L. 5 開いている軌道に移る。=> 空いている軌道に移る。

P.122 L. 7 少なくても => 少なくとも 

P.123 L16-17  分子軌道法(linear ...(エルシーエーオー・エムオー)) 
        =>    分子軌道(linear ...(エルシーエーオー・エムオー))法 

P.123 L21-22

<Ψi|H|Ψi>は、波動関数Ψiによって、演算子Hの期待値の積分(3.33)である。

=>

<Ψi|H|Ψi>は、波動関数Ψiに対する、演算子Hの期待値を計算する積分(3.33)である。 

P.124 (10,3) (10,4) ファイ' の ' は j にかかるべきである。

P.126 L.20

計算方法はほぼ確立していて

=>

計算方法はほぼ確立されていて,

P.128 (10,13) 右辺 /第2項、第3項 の r に添字が必要。

r -> r_i ,  r -> r_ij 

P.130 図10.3   波線  => 点線

P.130 図10.3 L. 8

非結合軌道 => 反結合軌道 

P.130 L.5 全エネルギーが最少  => 全エネルギーが最小

P.131 脚注 20 L. 5

このような取扱いをハイトラー・ロンドンの近似と呼ばれる。

=>

このような取扱いをハイトラー・ロンドンの近似と呼ぶ。


P.132 L.14 番号をm=1から6までをつけ
         =>番号をm=1から6までつけ 

      L.16 も同様。

P.137 本文の最後の行  1つづつ => 1つずつ 

P.137-138 35) 

   2s軌道の係数C_1=C_2=C_3と 
=> 2s軌道の係数に対しC_1=C_2=C_3と 

P.138 図 (10.9) LINE 2

      軌道が合成する => 軌道が混成する

P.138 問題 10.6 x軸上 => x(イタリック)軸上 
                混じわらない =>  混じらない

P.139 L.10  (ユニットセル, unit cell) 左の括弧を普通の ( にする。

P.139 脚注 2) 直行 => 直交
          立方晶系 => 正方晶系

P.140 L.1

x方向の基本並進ベクトルをaとし 

=>

x方向の基本並進ベクトルの大きさをaとし 

P.141 L. 7

和をaだけずらしても => 和をa(上に→をつける)だけずらしても 

P.141 最後の行 b1 => b(上に→をつける)

P.144 図11.1 L.7 波線の四角 => 破線の四角

P.144 脚注 15)  鎖状分子が束ねることで
             => 鎖状分子を束ねることで

P.145 L.8 と P.146 L.11 P.154 L.19 

      重なり積分行列 => 重なり行列 

    以下全て同じ。

P.147 L.13-14 

      電子はこのエネルギーバンドに何個電子を占有するのであろうか。
  =>  電子はこのエネルギーバンドに何個占有できるのであろうか。

P.149 L. 1 大きくなる(つまり電流が流れやすくなる。) 
       =>  大きくなる(つまり電流が流れやすくなる)。 

P.149 L.16 準位と準位との間に状態のエネルギー 
        => 準位と準位との間に状態

P.149 L.18 

    (誤) 半導体と絶縁体は電子が価電子帯の状態全てに電子が占有してい
     る。 
     (正) 半導体と絶縁体は電子が価電子帯の状態全てに占有している。 

P.150 L.10 金属光沢を生む => 金属光沢を生む。(。がない ) 

P.150 L.15-17 やすい(・・・同じ原理である(図11.4)。 
         => やすい(・・・同じ原理である(図11.4))。

P.151 L.1 ター,や => ターや

P.152 L.7
    (誤) 層と層の間の間隔(3.15A゜)が非常に大きいので,
     層間の結合は層内の結合に比べ非常に小さいので,... 
     (正) 層と層の間隔(3.15A゜)が非常に大きく,
     層間の結合は層内の結合に比べ非常に小さいので,... 

P.152 から P.156 の A 原子、B 原子 は全て イタリック。
      K, M ガンマ点等も全てイタリック。

P.153 L.14 120°=> 120度

P.153 脚注 29) 計算間違え => 計算間違い

P.154 L12,13
H_ab → H_AB

P.155 L.3 図(11.7) => 図11.7 

P.155 脚注 : L.7 ネルギー,E_F => ネルギーE_F


P.156 L.16  結果は純虚数の結果をしているが、
        =>  結果は純虚数であるが、 

P.157 脚注  最少二乗法 => 最小二乗法

P.157 脚注 普通あるので => 普通であるので

P.159-167 (1.3)(6.1)(6.2)(6.4)(8.6)(9.4)(9.7)(11.8)(11.9) の所

式や文章の最後に「。」がない。=> 「。」をつける。 

P.159 (1.9) の解答の追加

最初の一文の後、「一秒間に地球表面1平方cmに降り注ぐエネ
ルギーは、4.2×2/60=0.14(J)。このエネルギーが波長
0.5μmの光子のみによるものとすると、{0.14×0.5×10
^(−6)}/{6.626×10^(−34)×3×10^8}=4
×10^17個の光子を毎秒受けている。」を挿入。 




P.168 L.5 アプ・イニシオ => アブ・イニシオ


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